やわらかであたたかな木のお家。見落としがちな落とし穴とは

<木の家は生きている>
田舎に移住して住まいのことを考えたとき、一番の要望はやわらかく生きている感じがする木の家を作ること。木材は北海道産のカラマツを中心に使用し、床や天井は無垢材で仕上げました。
出来上がった家は希望通りの仕上がり。床は裸足で歩いてもやわらかで温かく、訪れるお客さんは「木の香りがするね」と驚き、外壁をキツツキが来てつつくことさえあったりして、なんだかいつでも森の中にいるような素敵な気分…。
ところが!ひとつ落とし穴がありました。
それは、木材は日焼けして年々色が濃くなっていくということです。

<予想以上だった経年変化>
もちろん私たちもそれを知らなかったわけではありませんが、「色が濃くなるのも、味わいが出ていいんじゃない?」くらいに軽く考えていました。
実際にどうなったかというと、床の色が「ススキの色」から「焦げる寸前のパンの色」くらいに大きく変化したのです。外国産のパイン材を使用した天井の方も色が濃くなりましたが、そちらは床材ほどではなかったので、おそらく材の種類によるのでしょう。
天井と床の色が変化したおかげで、家の中が新築の頃と比べるとだいぶ暗い印象になってしまいました。印象だけではなく、実際に夜になると「照明を増やさないと暗いな…」と思うまでになってきています。

<まとめ>
木の家はおすすめです。とても気持ちがよく、気に入っています。
ただ、経年による色の変化にだけは、お気をつけあれ。
経験者からのアドバイスでした。

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